市場開放で世界の食べ物がいつでも食べられるようになりました。それは、食肉も含めて輸入農産物が増えたからです。輸入食品の問題は残留農薬です。
<世界の農薬>世界各国で使用されている農薬は、病害虫や雑草の種類、発生状況、気候、風土などにより異なっている。日本で使用が認められている農薬は約300種類、アメリカでは約400種類となっている。日本で使用が認められていなくてアメリカでは認められているものも、その逆のものもある。このように、国によって認められている農薬の種類は同じではないため、全世界では約700種類あるとみられている。
輸入農産物でいちばんの問題は、ポストハーベスト農薬でしょう。ポストハーベスト農薬とは、収穫後に散布する農薬のことです。
<ポストハーベスト農薬>残留の疑われるものが多く、日本では特に危険視されていたが、1990年以降アメリカなどからの圧力で規制が緩和され、消費者運動側から強い批判が出ている。
*『食品公害・農薬汚染 揺れる「食」の安全』 春日和夫著 2002年 一橋出版
これからは、意見が分かれるようなものを見つけながら、進めていきたいと思います!
1 件のコメント:
ありがとう。最後の「規制緩和」のところに興味を持ちました。「規制緩和」は善とされてきましたが、今の金融問題にしても、食の安全にしても、「規制緩和」の名のもとで、さまざまな改悪がありましたね。意見のわかれるところと言えば、規制を求める消費者団体と「規制緩和」を押す人たちの間の食い違いを調べることができればいいでしょう。
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